アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

『母の日』だった日曜、自分へのご褒美と称して
上田のサントミューゼで開催している
《アルフォンス ミュシャ展》をひとりで観に行ってきました。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
”ミュシャ”のリトグラフは学生時代から機会がある度、
色々な美術館で開催されているのを観に行っているので、
もう何度目かわからないくらいです。
サントミューゼだけでもこれで二度目。
美大に入ろうと思ったきっかけの一つでもあった画家なので
やっぱり何度観ても観あきません。

特に今回は国内の収集家のコレクションとしては多い500点もの展示数。
かなり見ごたえのある展示なのに、ほぼ貸し切り状態でゆっくり
二時間半ほどかけて観ることができて贅沢な時間を過ごしました。

『ジスモンダ』というお芝居の為に描いた
ミュシャの一番有名な作品だと思われるポスターですが、
フランスでの上演用とアメリカでの上演用が見比べられたのは初めて。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ) アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
左側がフランス、右がアメリカ。
右下に入っている文字が違っています。
”アールヌーボーの花・ミュシャ”と云えばフランスというイメージなので、
『AMERICAN TOUR』という文字が入っているとちょっと面白い違和感。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

繊細な動物の描写もいくつも並ぶとデザインになってしまう、
凄い創造力です。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

物語の挿絵もたくさん描いていました。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

これはちょっと珍しい! ↓↓↓
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

植物をデザイン化しているのが大きな特徴になっていますが、
その為に一輪の花をここまで細かく分解してスケッチしていたんですね~。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

ゼラニウムの花ですが、とてもリアルなのに
”絵画”というより”イラスト”になっているのが不思議。 ↓↓↓
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

今回の展示のチラシに使用されている『シャンプノア』 ↓↓↓
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
ポスターはどれをとってもやっぱり華がありますが、
ビスケットやチョコレートの宣伝用の物も今回沢山展示があって楽しかった♪
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
パッケージも!!
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
証券や切手などもたくさんデザインされていたようです。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

こちら↓↓↓は晩年に母国チェコに戻り、
壁画サイズのスラブ民族や神話を20作品描いた
『スラブ叙事詩』 の発表当時のカタログとミュシャの写真。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
『スラブ叙事詩』は5年ほど前に東京の国立新美術館で全点展示されたのを
観に行きましたが、華やか商業ポスターのデザイン画とは全く違う迫力でした。
その頃の絵に近い作品もいくつか観られました。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)
今回の展示はほぼ全点撮影OK。
最近来場者にSNSで発信してもらって、より認知度を高めようという
展示会が増えてきていますネ。 昔みたいにフラッシュをたかなくても
スマホだと綺麗に写りますし(*^^*)

リトグラフの原版の展示や技法を説明する映像が流れていて勉強になりました。
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)

やっぱり観に行って良かった!!
なんなら会期中にもう一回行きたい!!
アルフォンス ミュシャ展 (2022’サントミューゼ)



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この記事へのコメント
美大ご出身でしたか(^^)
センスの良い各種クラフトも納得デス!
写真OKは有難い事ですよねぇ~
こうやって今もオイラの目に留まってるのもそのお陰ですし。
Posted by おやきわだ3おやきわだ3 at 2022年05月20日 06:26
ミシャッテ、チェコの出身だったんですね!
フランス人だと思っていました(汗)

テレビでコマーシャル見て、多分行かれるんだろうな?
と思っていました♪(笑)

展示品は、個人の収集家のものが多いんですね♪
美術館とかのものだと思っていたので、意外でした。

2時間半でも足りなかったのではないでしょうか♪(笑)


私は30年位前、卒業旅行で行ったフランスのオルセー美術館が
絵画鑑賞が最後だと思います(苦笑)
ここにあった(違ってたら、すいません)、モネの睡蓮の素敵さと同時に、
大きさに驚きました!
Posted by ・がんじい・がんじい at 2022年05月20日 08:13
松本でやってた時行けなかったので
今回は、絶対に行きたいと思っています
アール・ヌーヴォーっていうのですか❓
なんか独特でゴチャゴチャしてるけど芸が細かくて
凄く好きです
アングルの泉が初恋デス❗
いまだにドキドキします(心房細動)
横浜で観たとき感動しました
上田では違うドキドキ(心室細動)でしょう
Posted by ブルー小隊長ブルー小隊長 at 2022年05月20日 09:26
おやきわだ3さん、こんにちは~♪

撮影OKになって、図録や絵葉書などを買うことがほぼ無くなりました。
家には学生時代から買っていたお気に入りのそういったモノがた~くさん。
たまに整理しようかと思うけれど、やっぱり処分は出来ません(^▽^;)
必要以上に増やさずに済んでいるので、
そういった意味でも撮影OKは助かります。
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2022年05月20日 12:35
がんじいさん、こんにちは~♪

ミュッシャはもうフランス人としか思えないですよネ(笑)

二時間半でも本当に足りなかったです!
もっと早い時間から行けばよかったと後悔しました。
6月12日までなので、もう一度行こうかなぁ~♪

教科書にも載っているような有名な絵画は
実物を見て想像と大きさの違いに結構ビックリしますよネ。
私のギャップナンバーワンは、
ルーブルに有った『モナリザ』でした。
ちっちゃっっっ!!!(^▽^;)
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2022年05月20日 12:49
ブルー小隊長さん、こんにちは~♪

松本でも開催していたんですね~。
今回はより近くなったので、是非行かれてみてください。

アール・ヌーヴォー、イイですよね!!
レトロで華やかで真似できそうで出来ない曲線美と複雑さ。

アングルは私が高校生くらいの頃京都で大きな展示会があって、
美術部のメンバーで観に行ったのが忘れられません。
驚異のデッサン力で、衣服の上からでも
血液の流れが見て取れるような描写でした。

ミュシャもアングルも女性の身体の表現が本当に魅力的で
私もドキドキしちゃいます( *´艸`)
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2022年05月20日 13:00
モナリザって、そんなに小さいんですね?
行った時にちょうど、ルーブル美術館が改修で
閉館してました(苦笑)

ミシャ展、もう1度行かれますね♪(笑)
Posted by ・がんじい・がんじい at 2022年05月20日 13:31
がんじいさん、
ルーブルが閉館とはちょっと残念でしたが、
オルセーやオランジェリーも負けないくらい
観るべき作品が沢山ありますし、
睡蓮の感動は忘れられない良き思い出ですよネ☆彡

ふっふ~(*´ω`)今度いつ行こうかな~♪♪♪
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2022年05月21日 00:27
 
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