四万温泉:川魚料理《くれない》さん

八ッ場湖・奥四万湖と、青い湖面に魅せられた後は
ランチタイム。
山を少し下って四万温泉街へicon17
目指したのは料理旅館の《くれない》さん

谷あいの温泉街にありがちのくねくねした細い道ばかりなので、
一旦街の入口に有った無料駐車場へ車を停めて歩いて探すことに。
スマホのナビは屋外では大抵見づらいので一応案内図をプリントして
持ち歩いていたにも関わらず、方向音痴夫婦はしっかり迷子にicon10
立ち止まってオロオロしていると、地元のかたが
『どちらへ行かれます?』と声をかけて下さり、
案の定真逆に向かって歩いていたことが判明(笑)
親切なマダム、どうもありがとうございました!!

無事お店について順番待ちの記名をし、外で待ちます。
お店の脇には川が流れ、いい眺め♪
小さな滝の上流が山の木々に静かに吸い込まれているよう。
こんな渓流なら自然の川魚も獲れそう。

↓↓↓下流の眺めも素敵icon12

1時頃になると外に掛かっていたのれんが仕舞われました。
お昼営業は2時までですが、平日でもやはり人気で売り切れのよう。
記名した私たちは大丈夫なのかな?と思わず心配で外のベンチから
立ち上がってお店を覗いていると、お隣の旅館の玄関から
品の良いお婆様が出てらして、
『もうすぐご案内しますからお待ちくださいね』
腰も曲がって相当な御歳にお見受けしましたが、
『私がお店でウロウロしてると孫たちに邪魔だって追いだされちゃうの』
ってニコニコしながら軽口を仰り、お口もお耳も元気・元気♪
話をしていると、今の店主さんで三代目になるというから
初代のおかみさんだったんですね。
そうすると旅館は100年くらいになるのかな?
創業時はおせんべいやさんだったそうです。

1時半くらいにようやく呼んでいただき、店内へ。
小上がりの席からは川の流れが。
生けすにいわなとやまめが泳いでいます。
名物、湯蒸しうなぎの”うな重”
故児玉清さんが常連だったという《くれない》さんの鰻。
噂どおり、ふわトロの食感プラス炭火焼の芳ばしさ。
一般的なタレより甘味が少なく、鰻本来の風味が味わえます。
肝吸いの肝も、硬くてゴムみたいなところもありますが
くれないさんはとても柔らかくトロっとした中身が口内に広がって旨~い。

道案内をしてくださったご婦人と老舗旅館の大女将さん、
親切なお二人のお陰様で楽しく美味しい時間を過ごせました。
歩いていると汗ばむ陽気だったので速攻ビールを頼んだ夫に代わって
帰りは私の運転icon10
駐車場へ戻る前に腹ごなしに温泉街を散歩します。