世界遺産 富岡製糸場へ

群馬県富岡市の《こんにゃくパーク》の次に向かったのは、
世界遺産に認定されてからもう10年経ったんですね~、
世界遺産 富岡製糸場へ 
レンガ積みの古い建物が一目見たいと
ずうっと思っていて、やっと叶いました☆彡
先ず東置繭所と呼ばれている建物に入ります。
世界遺産 富岡製糸場へ
うわぁ~~~、見事なレンガ積みに”ファンライト”って云うのでしょうか、
扇形の欄間も萌え~♪♪♪
世界遺産 富岡製糸場へ
木製の建具もいちいち気になります(*'▽')
世界遺産 富岡製糸場へ
なんたって、色が今流行のブルーグレー。
↓ こちらはさらにノスタルジック。
世界遺産 富岡製糸場へ
上の建具の鍵穴の形にズギュン!です~。
世界遺産 富岡製糸場へ
現在中はシルク製品の展示販売や、パネル企画展等を行っています。
長さ104mって言ってたかな?とにかく長~~~い建物。
世界遺産 富岡製糸場へ世界遺産 富岡製糸場へ
ベランダも端から端まで続いていて、お洒落☆
実用性もあったのかどうかは??? 気になるー。

社宅の中の1棟も見学可。
世界遺産 富岡製糸場へ
昔なつかしいテレビが置いてありました。
世界遺産 富岡製糸場へ
お勝手は日差しが入って明るいですが、
冬はさぞ寒かったろうな~と思われる造り。
世界遺産 富岡製糸場へ
↓ 検査人館です。
世界遺産 富岡製糸場へ
↓ 診療所。
世界遺産 富岡製糸場へ
治療や薬代は工場もちだったとか。
福利厚生しっかりしてたんですね。

↓ 繭から生糸を作る原動力として昔使われていた
  ブリュナエンジンを復元した機械が目の前で見られます。
世界遺産 富岡製糸場へ
近づくと蒸気機関車と同じ匂いがします。
この日は機械調整中で稼働お休み、残念icon10

↓ 長さ140mもある繰糸所。
世界遺産 富岡製糸場へ 
直線でこの長さは壮観。
世界遺産 富岡製糸場へ
しかも延々繭から糸を繰る同じ機械が続いています。
世界遺産 富岡製糸場へ
撮影不可でしたが奥で、機械化されるより前の
工女が繭を湯がいて糸を紡ぐ道具に掛ける様子の実演が見られました。
繭から糸の端をどうやって見つけるのか、ずうっと疑問でしたが
表面をわら箒でなで、引っ掛かった沢山の糸をひっぱり続けると
1本の糸口が見つかるんだそうです。
見ていると簡単そうですが、私がやったら
なかなか見つからない気がします。

↓ 工女の宿舎と講堂。
世界遺産 富岡製糸場へ
↓ こちらはもっと古い時代の宿舎らしいですが、
  現在は公開されていません。
世界遺産 富岡製糸場へ

↓ 西置繭所。
世界遺産 富岡製糸場へ
元々は最初の東置繭所と同じ造りだったと思われますが
かなり改修工事が進んでいて、
1階は多目的ホールとして一般に貸し出しもしているそう。
世界遺産 富岡製糸場へ
なにせ世界遺産なので、元の建物には触れず、
内側にガラス貼りの空間をもうひとつ組んであります。
貴重な歴史資料の展示も見られました。

そして2階も、残せる材料は出来るだけ手を加えずに補修。
あちらこちらに残る当時の落書きを見つける楽しみもありました。
世界遺産 富岡製糸場へ
耐震の為入れた筋交いは、枠を組んで留めてありますが、
その枠は元ある梁に直接当たらないようにしてあるそうです。
世界遺産 富岡製糸場へ
↑ 貯繭大缶(ちょけいたいかん)と呼ばれるブリキで囲った
  繭を保管していた大きな部屋。
世界遺産 富岡製糸場へ
この工場を最後に引き継いだ諏訪の片倉工業さんの
名前が入った繭袋が積んでありました。

↓ 片倉工業さんの頃の生糸商標。
世界遺産 富岡製糸場へ
輸出向けのだったのでしょうネ。
ちょっと沖縄チックで可愛い(*´▽`*)

こちらの建物は説明員さんも数名いらして、
いろいろお話も伺え、ベランダにも出ることが出来ました。
世界遺産 富岡製糸場へ
↓ 水を大量に使用するため、大きな大きな貯水槽もあります。
世界遺産 富岡製糸場へ 
煙突の立っているあたりの建物は改修工事中で、
蒸気釜所・乾燥場・繭扱場となっていました。
世界遺産 富岡製糸場へ 
実は高校の授業で観た映画『あぁ野麦峠』のインパクトが大きくて、
ずっと製糸場に来てみたかったんですが、
後で調べたら映画は長野県の岡谷の製糸工場がモデルだったんですねicon10
そちらも実際は映画のように劣悪ではなったかもしれませんが、
富岡製糸場も資料で見る限りは、日本では進んだ労働環境だったようで
なんとなく安心しました。
最初官営だった頃の制服なんて、今見ると
かなりお洒落な黒いワンピースだったし(*^^*)

どこを見ても面白かったので広い広い敷地と建物を見て歩いて
2時間くらいかかったでしょうか。 良い運動にもなりました。
改修工事が進んだ頃また訪れてみたい☆彡



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この記事へのコメント
富岡製糸場、圧巻ですね!

外の写真を見る限りは、長さの割に幅がないなと思いました。
でも、中の写真を見れば、思ったより広いですね♪

これだけの広大な施設、2時間はかかるかも知れませんね♪
いつか行ってみたいです♪

花浅黄さんは、実物の「おかいこ」さんを見た事ありますか?(笑)
Posted by ・がんじい・がんじい at 2024年03月11日 17:13
工女の悲惨な話は伝わりますが、工場によっては優遇されていたとも言いますね
諏訪の片倉も福利厚生を考えていました
此処で研修した方々が地域に戻り、工場を経営する基礎になったという事で、上田・松代・須坂等の製糸場の基礎になりました

ゴジラ-1.0が受賞しましたが、岡谷旧市役所が使われていて岡谷も盛り上がっているようですね
映画に出てき軍艦、重巡・高雄を其のうち建造します
映画の設定である1944年状態では無いのが残念ですが(#^.^#)
Posted by DT33DT33 at 2024年03月12日 05:16
がんじいさん、こんにちは~♪

富岡製糸場は見に行って本当に良かったと思います。
ホームページで改修工事の経過画像も見られ、
余計に興味が深まりました☆

おかいこさんは、小学校の時クラスで飼育しましたょ♪
大学の時も、自宅で卵からかえして蛾になるまでを
観察しながらデッサンしてレポートを出すという壮大な(?)
課題があったので、多分物凄く詳しいかと(笑)
虫嫌いな私には修行のような課題でした(-_-メ)
友達は名前つけて手のひらで可愛がってましたが。。。
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2024年03月12日 14:21
え、蛾になるまでですか!
私は逆に、蛾の姿は見た事ないです(苦笑)
卵の姿も見てないかもです。

私が小学生の時、養蚕をしていた親戚で
おかいこさんは見ました。
手にも乗せて、カワイイとさえ、感じました♪

桑の葉を「カサカサ」と食べる音、今でも覚えてます♪
Posted by ・がんじい・がんじい at 2024年03月12日 14:54
DT33さん、こんにちは~♪

東北信にも製糸場があったんですね?
養蚕家だった古民家の建物は今も残っていますが、
製糸場の倉庫のスケールからすると、
相当沢山の繭が生産されていたんですね~。

ゴジラ映画はほぼ全部観ていますが、
-1.0の迫力と臨場感はやはりこれまでとは
ズバ抜けていました。音の効果とも相まって
終始ドキドキさせられっぱなしでした。
今度岡谷の旧市役所へも実際に行ってみたいです。

”高雄”もとってもカッコよかったので、
建造をたのしみにしています(*^^*)
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2024年03月12日 15:02
がんじいさん、
私は蛾が卵を産むところまで詳細に観察しました(笑)
薄緑色の粒つぶで、卵だけはカワイイと思えましたョ。

そういえば桑の葉沢山食べてましたよね~、
調達するのが大変でした(^▽^;)
今は固形やペースト状の餌があるようで、
富岡製糸場にいたサンプル蚕さんたちも
葉っぱ状ではない餌を食べてましたョ。
Posted by 花浅黄花浅黄 at 2024年03月12日 15:20
 
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