諏訪の北澤美術館で『エミール・ガレ展』

花浅黄

2023年06月15日 13:30

諏訪湖畔にある《北澤美術館》
普段から”エミール・ガレ”を中心としたアールヌーボーから
アールデコの時代のガラス器の所蔵を多く展示していますが、
これまで入館したことはありませんでした。
『エミール・ガレ、自然への眼差し』と題した
企画展を今春から一年程の会期で開催しています。 
会期が長いとつい『いつでも行けるか』と思って結局行きそびれるので、
今回は前もって日にちの目星をつけておいて、エイっと
13日(火)に行ってきました。

チケットの画像にもなっている有名な”ひとよ茸ランプ”、
実物はかなり大きなサイズでちょっとビックリ~。
あれは『あげるよ』って言われても貰えない・・・
(ホントにくれるなら貰うけど(^○^))

ガレの座右の銘=我が根は森の奥深くにあり=
という言葉をキーワードに、ガレとその時代のライバルや
後継世代の作家たちがガラスに表現した「自然」を、
作品を通して感じる展示になっていました。
とても貴重な作品ばかりが美しくライティングされていて、
見ごたえのある展示。 
ガラスの美しさが際立つよう、室内全体の照明は抑えられていて
来場者も平日とあって少なく、ガレの世界に完全に没入~。
思い切って出かけてみてよかった☆彡

館内を歩いたのと久々のロングドライブで疲れてしまったので
美術館の喫茶室で休憩~。
だ~れも居なかったので、諏訪湖に面したガラス張りの席を独り占め!
そういえばこんなちゃんとしたケーキを食べるのも凄く久しぶりだったナ。
オレンジとチョコのムースケーキ。
薄いタルトとパイの中間のようなサクっとしたベースに乗っかってます。
酸味とチョコの甘さが丁度良かった(*'▽')

梅雨の晴れ間、あまりに気持ちよさそうだったので、外に出ると
眺めていた湖のほとりへ行ってみることに。
木陰の向こうに何か居る?!
っと思ったら、鴨。 つがいかな?(*^^*)
湖の表面に細かい藻?アオコって云うのかな?が結構いっぱい。
ゆうらゆうらと波のように揺れる様は綺麗なようでもあり、
でもこれが一面を覆いつくす勢いで広がると生態系が崩れる原因に。
藻に代わって水質浄化に一役買っていたヒシが今度は大量発生して
ボートで手作業撤去する活動も以前新聞で読んだ気がします。
何か手を加えるとどこかに別の歪が生じる・・・
湖の周囲に綺麗に整備されたサイクリングとウォーキングロードを見ながら
ちょっと真面目に考えちゃいました。

関連記事